2007年「清和幼稚園」一学期のできごと その1
平成19年度は、「何をテーマにしようかなぁ」なんて考えているうちに、早くも夏休みに突入。
デジカメをポケットに入れ、子供達と遊んでいる最中に撮った写真の中から、「当園で生まれる生き物たち」を少し紹介することにしました。
自然の中の、幼稚園ならではの体験。
毎年毎年、生まれてくる虫やその他の生き物に、触れられることを普通のこととして、生活している大切さを実感し、感謝しないといけません。
幼稚園で生まれた生き物たちは、幼稚園を離れないで、子供達と一緒に生活しているようです。
子供達の心の奥の隅っこに、記憶に残らない記憶としてきざまれるとうれしいです。
●ツマグロヒョウモンチョウ
パンジー類に卵を産みつけ、ちょっと気持ち悪い幼虫は、パンジーの葉を全部食べて、さなぎになります。
毎年、このチョウのためにパンジーを植えているようなものなのですが、さなぎからう化する時、人間の出産のように、血液状の赤い液体がさなぎのからの下に、ボタッと落ちているのは、ちょっとリアルです。 そして、ヒョウがらのチョウが誕生するのです。
●サワガニ
どこからともなく、わいてくる様にいるのです。
カニの天敵は、やはり子供達。
大小様々なサワガニが園内の川の石裏に隠れています。
それを見つけた時の、子供の感動ぶりは、大変なものです。
●アカハライモリ
親子でいました。子供のえらには、一時流行った
ウーパールーパーと同じようなビラビラがついています。
イモリは、体から微量の毒性の粘液を出すそうですが、子供達は、そんなこともよく学習しています。
●シオカラトンボ
どこにでも見かけるトンボですが、幼稚園の川で生まれ、また、メスが卵を産みつけています。オスは、周囲を警護するように一緒に飛んでいます。
卵から産まれたヤゴは、また、春になったら川の中のオタマジャクシを食べながら成長します。
自然の循環ですね。
●よくいるカミキリムシ
ミヤマカミキリ
●よくいるカミキリムシ
シロスジカミキリ
●よくいるカミキリムシ
オオシロカミキリ
その他、ゴマダラカミキリ、ルリボシカミキリ、リンゴカミキリ、ベニカミキリなど、清和の森は、甲虫類には、ことかきません。
★おまけ
長い間、タライの中で飼育している、子供達の人気者というか、なぐさみ者というか、クサガメくん。
よく考えると名前をつけてやっていませんでした。
ひなたぼっこをしているクサガメくんの甲羅の上にちゃっかりオンブバッタの赤ちゃんが乗っかって一休みしていました。
なんともほのぼのしているでは、ありませんか。