2008年「清和幼稚園」12月のできごと
平成20年もあとわずかとなりました。毎年思うことですが、なんと1年間の早いことか。
2学期最後の行事である生活発表会も「クラス全体で1つの事に取り組みながら仲間の大切さに気づき、子供同士のつながりや、先生との信頼関係を深める」というねらいは、充分達成できたようです。
「〇〇ちゃんが出てこんとだめなんよ。次がはじまらんのよ・・・。」という子供からの言葉にあらわれていました。
約1ヶ月間の取り組みでしたが、少し息抜きに裏山で「たき火ごっこ」をしました。
現在の若い保護者でもあまり経験がないかもしれません。
火の暖かさ、煙のけむたさ、幼児期での実体験がきっと心の奥底に記憶されることでしょう。
子供:「ふうふう吹いたら、火が赤くなるよ」
園長:「なして赤くなるんやろうか」
子供:「風がくるけ、赤くなるんよ」
園長:「なるほど、なして、風がくると赤くなるんやろうか」
子供:「風の中に、もえるものが入っとるけよ」
園長:「なるほど、なるほど・・・」
こういった体験が将来「化学する力」につながってもらいたいと思うばかりですが幼児期には教えすぎず、この辺までの知識で留めておくことが必要なのだろうと思います。
しかし、この体験こそが、O2やCo2とはいかなるものかという疑問につながり少しオーバーに言えば、環境問題の解決へと進歩してくれる事を望みます。
昨今の自然に対する感覚は、きれいに整備され、美しく心地よい所、心がやすらぐ所という一部分のみがクローズアップされすぎのような気がします。
本物の自然は、恐ろしいもの、危険なもの、きたないもの、臭いものなのかもしれません。
本物の自然「せいわの森」では、両方を体験させたいと思っています。